社労士とはわかりやすく言うと、「人事・労務(総務)が担当する管理業務全般」と、労働保険や社会保険、年金保険などの「公的な保険制度」に関する専門家です。書類作成・届出だけでなく、人事・労務の観点から問題点を洗い出し、改善点を企業に伝える役目も担っています。そんな社労士の扱う業務は多岐に渡りますが、主な業務内容は以下のとおりです。
労務・総務部的な業務 |
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・労働保険(労災保険・雇用保険)における書類作成・届出 ・社会保険(健康保険・厚生年金保険)における書類作成・届出 ・給与や賞与、年金、退職金に関する手続きや相談、制度の見直し、企画・運用など |
人事部的な業務 |
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・労働時間や残業に関する改善策の提案 ・労働トラブルや労務リスク対策の相談 ・人事(※8)における各種手続きや相談、指導、制度の見直し、企画運用など |
※8 採用、教育訓練、研修、労働条件、人事評価、能力開発、休日休暇、賃金制度、解雇など
上記を見ると、社労士が社員一人ひとりの採用から退職までに関する大切な業務を担っていることがわかります。
ほかにも、就業規則の作成および見直し、助成金受給のアドバイスや申請代行、労働基準監督署の是正対応、メンタルヘルス対策なども社労士に依頼できる業務範囲に含まれます。